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活動者の声

絵本の時間だよ!

活動期間2017年 7月 16日 ~ 2017年 11月 4日

活動をしてみて

小林顕作の人を包みこむような暖かさと雰囲気づくりで、朗読にじっくり耳を傾けたり笑いに包まれたりの1時間を過ごし、入場者全員がくつろいでいた。「こころの復興支援」にふさわしい公演だった。
小さな子どもを連れ親子で参加した母親から「『絵本のじかんだよ!』に参加した夜から父親が子どもに絵本を読むようになった。これまで、関わりが少なかったので嬉しい!」といった感想が後日届いた。これまでの絵本の読み聞かせの概念を変えるような小林顕作の表現が、「どのような読み方、表現をしても大丈夫なんだ」と父親の心を掴んだようだ。
絵本というツールを通して、親子でコミュニケーションが取れるきっかけとなった本企画は、子どもだけでなく大人たちにも少なからず影響を及ぼしたはずである。実施してよかったと感じている。

マリスアートプロジェクト in [第42 回ジャパンウィーク2017 年チェコ・プラハ]

活動期間2017年 10月 20日 ~ 2017年 12月 5日

活動をしてみて

マリスアートプロジェクトは、世界初である全盲の人も含めすべての人が見える絵画・マリスの世界展開を精力的に行っています。今回は日本文化を世界に発信する大規模イベントであるジャパンウィークの場で、マリスの作品展示及び一般の人も参加できる国旗共同制作を行いました。マリスは世界で初めての新しい技法です。マリスの国旗とマリスの絵画に手を触れ、香りを嗅ぎ、視覚に頼らない新しい鑑賞方法に驚いていました。
プラハコングレスセンターでは、様々なブースがある中、初日から大勢の人が押し寄せ、共同制作は列ができるほどでした。
また、ジャパンウィークの交流プログラムとして訪問した盲学校では、10~20歳の視覚障がいをもつ生徒17名を対象に特別授業を行いました。初めての触る、見る、絵画に、驚きと喜び、そしてたくさんの笑顔が溢れ、《私たちは絵画を見ることはできない》と無意識に抑圧されていた子供たちの心に、《私たちは絵も見ることができる》《それなら、もっといろんなことができるかもしれない》という可能性を感じてもらうことができました。
マリスアートプロジェクトが世界に伝えたいこととは、日本に太古から根ざすアニミズムと共生の精神です。2020を迎える日本が今後目指すべきダイバーシティ精神をアニミズムの形をとってアートで表現しています。そして今、現代美術のメッカであるヨーロッパの地で大きな反響を得てスタートを切ることができました。

ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の女の子は、自分の国の国旗が展示されていることに気付くと誇らしげな表情を浮かべました。その後、他国の国旗の共同制作に参加し、平和を祈りながら国旗を制作してくれました。国旗はその国の人にとっては国の歴史や威信、誇りを意味します。また、国というのは国民1人1人が存在してこそ国となり、そこに生きる人々が国を創っていると言えます。マリスの国旗共同制作では、1粒の砂を1人の人だと思い、その人の幸せを願いながら粒を置いて下さいと一番最初に伝えます。すると参加者は各国の人を思い浮かべ他国の幸せを願いながら丁寧に制作してくれます。一緒に来た家族や友人と世界平和への共通意識を高めながら参加しました。
また、兼ねてより日本旗章学協会にご協力を頂いていましたが、チェコではチェコ旗章学協会の会長や会員の方々も来場しました。マリスの国旗のコンセプトは高い評価を頂き、1月1日発行の協会の季刊誌1ページ目に大きく紹介されました。
盲学校では、ある一人の少女はマリスの絵画をとても喜び、熱心に鑑賞しました。彼女は美術が大好きで、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザも知識では知っていました。マリスの絵画にモザリザの等身大を描いた絵があると伝えると、「見てみたい!」とワクワクした表情で話してくれました。他の子ども達も口々に言いだしました。そこから、2018年6月にチェコ・オパヴァ市で行われる《視覚障がい者のための絵画展》に招致されるきっかけができました。

マリスアートプロジェクト in オパヴァ・チェコ

活動期間2018年 6月 1日 ~ 2018年 6月 30日

活動をしてみて

作品展のためにチェコに到着してすぐに、チェコの盲学校での特別授業も開催することとなり、オパヴァの弱視や全盲の子供達に初めての絵画鑑賞の機会を提供することもできた。
この作品展が大いに視覚障がい者関係者に評価されたことを受け、来年2019 年5 月10 日~5 月31 日にプラハの在チェコ日本大使館での作品展を開催する予定となった。マリスが架け橋となり、日本とチェコをアートで繋ぎ、来年度はより多くの方にアートから愛と平和を発信していきたい。

この作品展は、今後のマリスアートプロジェクトの活動に大きな進展をもたらしてくれた渡欧だったと言える。世界に向けて一歩ずつマリスからの平和の願いが広がり始めている。

会津田島祇園祭屋台歌舞伎舞台特別公演

活動期間2017年 7月 15日 ~ 2017年 12月 11日

活動をしてみて

 田島小学校3年生を対象に歌舞伎の授業、12月の特別舞台公演を実施してみて、子供の無限の可能性を実感することができた。こちらが本気で指導すると、セリフも所作を全て覚えてくれます。子供を教えているかもしれないが、実はこちらが教えてもらっているいるのかもしれないと感じた。小学校3年生という時期に、学校の先生以外から本気で指導されるということは、彼らにとっても決して無駄ことではなく、彼らの今後を考えると本当に良い経験をしていると感じた。
南会津町のように急速に少子化、過疎化が進行する町村では、周囲の大人が本気で関わっていくことが、最終的に子供たちの郷土愛を育むことに繋がるのではないかと思う。
 今後も引き続き南会津町の伝統芸能である歌舞伎を通して、子供たちと本気で関わっていきたいと思う。

逗子アートフェスティバル 2018

活動期間2018年 10月 6日 ~ 2018年 11月 30日

活動をしてみて

寄付を期待して地域のロータリークラブを中心に高齢者富裕層に提案したが理解を得る事ができず、想定が期待できないと判断し、運営費用のうち200万円をクラウドファンディングで獲得し、不足分を営業して40万円の寄付を得る事ができた。現実問題として芸術による社会貢献に対する意識も低く寄付金による運営資金の獲得はかなりハードルが高い事がわかった。
また、かるふぁんのシステムや寄付控除の認知や登録方法の改善などにより芸術・文化への寄付に関する認知度向上の必要性を感じた。

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