音和座を立ち上げて12回の公演が終わりました。
質の高い音楽と一流の活け花、美味しいお酒、等 日本の質の高い文化コラボレーションを目指して活動を続けております。最近では コンサートをする場所にも拘っております。
ただ いつも集客、資金集めが難しいと感じております。
スタッフもボランティアで動いて頂いている方が多いです。
ご寄付頂いた皆様には感謝の言葉しかございません。
今後も頑張っていきたいと思っております。
川」という大阪のシンボリックな風景であり、観光資源となっている場所でプロジェクトを展開し、また、そのステレオタイプな日頃の姿ではなく、夜の都市の裏側を見せていくということは、新たな場所の使い方を提案できたと思われる。
また、通常行われている観光クルーズとは違う場所—大阪の産業資源でもある工場群の風景をクルーズを含む「作品」という形で提供できたことで、新たな大阪の魅力の発信に繋がっていると思われる。これらが可能になったのは、作品全体の構成力や演出力、それに答えられる即興性を含む作品世界を持ったアーティストでないと実現できず、今回参加したアーティストが大阪の地に一同に会してできたことが一番の成果である。
和楽器の魅力に魅せられてこの活動を始め、敷居を低くして親しんでいただくことと
和楽器と洋楽器とのコラボや和の文化とのコラボによって、それを世界的なものにしていきたいと思い活動しています。まだまだ伸び代は大きくて徐々にではありますが この活動を通じてファンが増えてきているように思えます。
これまでに和の文化(楽器演奏、生け花、盆栽)と洋の文化(楽器演奏、彫刻)の融合が実現でき、多くのお客様に来場してもらえました。楽器の説明なども加え質の高さと敷居を低くすることも実現できました。
文化の融合を日本人だけでなく外国人にも紹介し、これと同じことが海外でもできると確信し、海外へ日本の文化を紹介していきたいと思っています。
音楽的にも文化的にも世界的に優れた邦楽器の普及に少しでもお役に立てたらと思っています。
「アートの力で町を少し楽しく彩りたい」「熊本をはじめとした九州の方々にひとつでも多くの演劇に触れる機会を提供したい」と始めた演劇祭も平成28年熊本地震の後は、被災した人たちにアートの力で元気を届けたいということに目的がシフトしました。
今回初めてダンスによるフラッシュモブを企画し、広く参加者を募りました。演劇、ダンスの経験がない人も、それらから少し遠ざかっていた参加者もいて、参加された方はみなさん、人前で表現することで解放感、充実感、達成感を感じられたようで、参加してよかったと涙された方もいらっしゃいました。商店街で実施したフラッシュモブ、殺陣パフォーマンスともに多くの方が足を止めてご覧になり、商店街での思いもよらぬパフォーマンスとの遭遇に「元気をもらった」と声をかけて帰られる方もいらっしゃいました。
演劇祭のメインイベントのアトリエ花習舎での演劇上演では、熊本地震当初から熊本の演劇を応援してくださった4団体を仙台、福岡、長崎、宮崎から招きました。中でも仙台から来熊した短距離男道ミサイルは東日本大震災の後、日本に元気を届けたいと活動を始めた劇団で、等身大の彼らの現実(福島の家族と離れ仙台で暮す罪悪感等)と走れメロスの世界を行き来する彼らが創る作品は苦悩の中にも人間愛、精一杯乗り越えた者の底抜けの明るさが全身から溢れていて、観客が最後には号泣しながら声を出して笑うような、見ている人を力強く前進させてくれるものでした。
また、SARCKの他の事業との連携で、月光亭落語会(落語)、F’s Company(演劇)、劇団 短距離男道ミサイル(ヒーローショーと体操の時間)のパフォーマンスを仮設団地内の集会所で実施することができ、それぞれ終了後にはお茶会も開き、アーティストと住民の方の交流の時間を設けることができました。
演劇祭開催の段階では4万人の人たちが仮住まいを余儀なくされており、心のケアが必要だと言われている人たちも未だいます。カシューナッツ12帖演劇祭はメイン会場となっていたアトリエ花習舎の閉鎖により継続が困難になりましたが、今の熊本で、ひとと町を元気にするためにアートでできる新たな展開を摸索していきたいと考えています。
活動をしてみて
熊本での地震の後も、鳥取、福島で地震が起き、日本中いつ地震が起きてもおかしくないのだと、改めて明日の生活・命の保証はどこにもないという事実を突きつけられるような天災が続いています。以前のような生活がままならない環境ですが、その復興の礎に文化があることで、私たちの故郷である熊本の人たちと豊かに生きていきたいと願っています。今後も、このカシューナッツ 12帖演劇祭が、演劇が、その一助になれるよう精一杯頑張ります。無事に演劇祭を開催でき出会った方々の笑顔に一番励まされたのは誰でもない、私たちでした。皆様からいただいた思いをしっかり抱いて、今後も邁進します。それもこれもSOMPOアートファンド様のご支援があったからこそです。この度は誠にありがとうございました。