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活動者の声

関西歌劇団 新進歌手による 名作オペラハイライト

活動期間2020年 9月 1日 ~ 2021年 4月 30日

活動をしてみて

この公演は音楽大学や大学院卒業後間もない新人を起用し、今後のオペラ界を担っていく若手育成を主軸に据えた公演です。
昨年の同公演がコロナの感染拡大により中止となった為、今回は昨年度実施予定であった「皇帝ティートの慈悲」も一緒に上演する事となり皆様より好評を頂きました。出演者もそれぞれに成長が見らる公演となりました。
今回はコロナウイルス感染対策を徹底し、座席数を半分として蜜を避け、出演者からスタッフまで自己管理に努め、お客様にも感染拡大を抑える為にご協力頂いた公演となりました。無事開催出来た事に感謝しております。
客席が半分となり当団も厳しい状況でしたが、貴協議会を通じてご寄付を得られた事は、公演を運営する上で大層な励みとなりました。

関西歌劇団 第101回定期公演「アドリアーナ・ルクヴルール」

活動期間2021年 4月 1日 ~ 2021年 11月 26日

活動をしてみて

今回の公演は、吹田市文化会館メイシアターにとって4年ぶりの本格的なオペラ公演でありました。関西歌劇団にとっても一年延期となった公演で、吹田市民のみならす関西のオペラファンの皆様が心待ちにされた公演となりました。
コロナ禍において感染対策(PCR検査、消毒、手袋使用、ソーシャルディスタンス等)に大変気をつかいましたが、公演に関わった全ての人たちの「開催したい」という思いに連帯感が生まれ、皆様の心に残る公演となりました。
作曲者チレアの優しく情熱的な音楽と一人の女優の劇的な人生を表現した舞台にお客様にも大変お喜びいただき、嬉しいお言葉、励ましのお言葉を多く頂戴しました。
上演回数が余りないこのオペラを取り上げご紹介できた事で、芸術的な貢献ができ、今後も更にお楽しみいただける舞台に挑戦していきたいと思います。

野外×アート×まちなか トロールの森2021

活動期間2021年 11月 3日 ~ 2022年 1月 23日

活動をしてみて

アートとの「出会いの場の創出」という意味では、毎年継続して実施していることで裾野が広がり、参加性の高い作品が増えたこともあり、子供から大人までがアートにふれる機会を提供できた。また、身体表現系の作品も増えており、アートの多様性も伝えることができた。その反面、とくに公園の作品ではわかりやすいもの、受け入れやすいものが増え、鑑賞者の価値観をゆさぶるような表現が乏しかった。
とくに桃井第四小学校との連携によって、ワークショップだけでなく、休憩時間などにゲリラ的に展開されるパフォーマンスなどを繰り広げ、アーティストと子供たちの交流がさらに深化したといえる。
また、駅ナカにポスターやユニークな作品を展示したり、参加作家の作品と写真家のコラボレーション写真を西荻窪駅に展示したりすることによって、西荻窪駅利用者「トロールの森」への興味を喚起できた。
20周年オンラインシンポジウムを開催し、これまでの歩みを振り返るとともに、トロールの森が果たしてきた役割を語り合うことによって、「トロールの森」の意義を再確認できた。とくに、子供たちを軸に、周辺住民を巻き込んだイベントとして、地域の財産となっていることを実感できたことは、事務局メンバーにとって大きな自信となるとともに、モチベーションの強化にもつながったと考える。
野外展の会場は地域住民の集う都市型の公園であるが、20年間の実績により、その時期の開催を心待ちにする住民が年々増加している。またSNS での積極的な配信とネットワーク作り、YouTubeチャンネルでの参加者インタビューや実演の実況なども充実させ、Instagramなどでトロールの森について発信する鑑賞者が飛躍的に増えた。最寄駅である西荻窪駅周辺から善福寺公園に至るエリアで、作品設置への協力をはじめ、案内チラシやポスターの掲示、作品展示に積極的にかかわってくれる店舗が増えており、集客にも結びついている。
身近な地域での継続的な開催により、アートが限られた愛好家やプロフェッショナルのためのみのものではなく、気軽に楽しむことができ、多方向の価値や行為を内包しており、価値観の変換する面白さを感じることのできるものであるという認識が、地域住民に広く定着してきた。また作者と、子どもや若い世代とのワークショップや交流を続けることにより、受け身ではない、主体的な鑑賞者の力が培われてきている。

関西歌劇団 新進歌手による 名作オペラハイライト

活動期間2021年 10月 1日 ~ 2022年 4月 30日

活動をしてみて

今回の公演は音楽大学、大学院等を卒業、修了後間もない新進歌手たちを起用し、若手オペラ歌手を育成する事を主軸に据えた公演です。
オペラ「サンドリヨン」というフランス物に挑戦し、原語に苦労いたしましたが、出演者には成長が見られ、自信に繋がる公演であったと確信致しました。
物語は皆様に馴染みのある「シンデレラ」だった事、美しい舞台、字幕投影した事もあり、お客様にも好評を頂戴致しました。
コロナ禍でもあり、練習中からも感染対策を徹底し、出演者、スタッフのみならず、お客様にもご協力頂きましたことに感謝いたしております。
若手出演の公演でしたので、入場料金は抑えねばならず、また、コロナ禍において来場者の数も思う程確保出来ず、収支は厳しいものではありましたが、貴協議会を通してご寄付を得られることは公演を運営する上で大変な励みとなっております。

東日本大震災復興支援上映「ともにある Cinema with Us 忘れないために」(仮題)

活動期間2013年 10月 12日 ~ 2013年 10月 14日

活動をしてみて

311という突発的な未曾有の出来事に、映画に係わるものとして何かできないかという思いから始まった緊張性の高いプロジェクトで、予算もほとんどない ところからの立ち上げとなり、助成金が大きな力となったことを実感している。この大震災に映画作家たちはどんなふうに向き合ったのか、そして報道映像には 表れてこない被災地の人々の姿と思いを、山形国際ドキュメンタリー映画祭2011に集った多くの作品を通して、2,000人を超える国内外の方々に見てい ただくことができたことは、非常に有意義なことだったと考えています。また、被災地も含めた全国への巡回上映は、遠く離れた方々にも被災地のよりリアルな 現状を伝えることができたのではないかと思います。
 また、被災地の映像を、その現場である地域に伺って改めて見ていただくことについては、どのような反応をいただくことになるのか、不安な面はありました が、被災地にエールを送る作品を選んだこともあり、実際には、非常に好意的な感想や評価をいただくことが出来ました。被災した親戚や友人に見てほしいから 再上映を希望すると涙ながらにお話ししてくださった方もおられました。岩手県山田町、宮古市、宮城県塩竈市、仙台市、福島県南相馬市、福島市の方々には、 特に、上映会を開催するにあたり、大変お世話になり、映画上映というプロジェクトを仲立ちとして、今までにない繋がりをいただいたと感じています。また、 今回上映した作品の何本かは、海外の映画祭や大学にも招待され、被災地の現状と人々の思いを国外の方々に伝えることになりました。細切れの報道映像では伝 わらないものに、国外の方々に映画を通して触れていただけることは、映画を集めた者として大きな幸福であります。今回、可及的速やかに、このような助成支 援をしていただいたことに心より感謝いたします。

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