2020年は異例ずくめの活動となりましたが、逆境の中でも活動を継続することを目標に、できる限りのことを実施しました。残念ながらMMCJの特徴のひとつである国際性は犠牲にせざるを得ず、講習も実施できませんでしたが、一方、日頃は不可能な修了生と講師の室内楽における共演が実現し、非常にレベルの高い演奏を聴衆に提供できたことや、ミュージック・ビデオという新しい発信メディアに挑戦できたことは収穫でした。
またコンサート来場者アンケートで、来場の動機として、MMCJの出演だからと答える声が横浜市民中心に聞かれ、楽しみにしてくれる聴衆が徐々にではあれ増えてきたことを実感し、主催者として大変嬉しく思いました。
今年は海外からの講師・受講生の招聘ができませんでしたが、国内で活躍する弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオと室内楽を学び、共に演奏できたことは受講生にとって稀な機会で非常に有意義であったと思います。
活動の主眼は講習会ではありますが、演奏家にとっては演奏会を行うことは必然であり学びの一つになるので、いかに演奏会への来場者を増やすか、についても引き続き試行錯誤していく必要性を感じています。
またセミナー運営については、音楽を学ぶ若者に等しくチャンスを与えたい、との創設者たちの思いから、受講生からの受講料は一切とらず「フルスカラシップ」を掲げています。活動資金はすべて自治体からの補助金や民間の助成金、協賛金で賄っているため、常に資金的な綱渡り状態が続いています。
今後もこれまでと変わらずにMMCJの活動をみなさまに広く理解していただけるよう、一層努力することが必要であると考えています。
第4回高松国際ピアノコンクールは過去最高となる32の国と地域から332名の応募があり、予備審査を通過した9ケ国41名の出場者によって3月14日の第1次審査から24日の本選まで文字どおりの熱演が繰り広げられた。来場者数も過去最多となり、古海行子さんが日本人として初めて優勝するなど、盛況のうちにコンクールを無事終了することができた。
41名の若さと才能溢れるピアニストたちの熱気に満ちた素晴らしい演奏は、私達にクラシック音楽の魅力を存分に伝えるとともに、香川県内の若者や子供達にも大きな夢と感動を与えることができたものと考えている。また美しい瀬戸内海を臨む会場のサンポートホール高松を起点として、香川県の魅力を世界に向けて発信することができたものと確信している。
今年は「ナチュール – 自然と音楽」がテーマということで、季節、風景、動物、海、川など、自然にまつわる様々な切り口で多くの皆さまからお楽しみいただけるプログラムをお届けできたと思う。
また、今年は、プレ公演を、メイン会場のりゅーとぴあではなく秋葉区文化会館で開催し、より一層、市民の皆さんからラ・フォル・ジュルネに親しみを感じてもらい、クラシック音楽を聴いたことのない方からも音楽祭を楽しんでいただくこともできた。
今後も、ラ・フォル・ジュルネの開催を通し、文化芸術の持つ創造性を活かしたまちづくりを進めていきたい。
活動をしてみて
MMCJは今回で通算19回目、2001年創設以来19年間開催してきました。近年は応募者も増加して受講生の質が非常に高くなっています。講師のほとんどが開始以来継続して指導を担当する世界トップクラスの演奏家たちで、一度受講した修了生が再び応募してくることも多く(3回まで受講可)、オーディション審査で残念ながら選考から漏れるということも。このことからセミナー内容の充実度は参加者から評価されていると考えていますが、今後も考えうる限りの努力を続けていきたいと考えています。
活動の主眼は講習会ではありますが、演奏家にとっては演奏会を行うことは必然で当然学びの一つになるので、いかに演奏会への来場者を増やすか、についても引き続き試行錯誤していく必要性を感じているところ。HPやSNSの活用を開始していますが充分とは言えず、さらに効果的な利用法を模索していきたいと思います。
またセミナー運営については、音楽を学ぶ若者に等しくチャンスを与えたい、との創設者たちの思いから、受講生からの受講料は一切とらず「フルスカラシップ」を掲げています。活動資金はすべて自治体からの補助金や民間の助成金、協賛金で賄っているため、常に資金的な綱渡り状態が続いています。2020年はセミナー開始20周年を迎えることになりますが、これまでと変わらずにMMCJの活動をみなさまに広く理解していただけるよう、一層努力することが必要であると感じています。