①コロナ禍であるため人数を絞って20名を予定したが、17名に過ぎなかった。
コロナ前(2019年)の同講座が40名であったことを対比すると、コロナの影響は残っているものと思われる。
②譜本や古典の注解には映像による図解を行うなどの工夫をして、一定の成果を得たと思われる。
③限られた時間の講座であるため、前回の反省に立って取り扱う曲節を「拾(ひろい)」に限定して演技指導を行ったことで、目的はある程度達成されたと思われる。
④期日が正月を挟んだため、第3回は欠席が目立った。そのため、準備した琵琶が二人に一面割り当てられて、練習成果は得られた。次回要検討課題。
⑤資質に富む熱心な受講者が2名ほどいたが、平曲を本格的に稽古しようとするまでには至らなかった。残念ではあるが、次回の継続受講が期待される。
コロナ感染と、通常通りの活動再開とのバランスを図る、今まで経験したことのない状況でのコンサート開催にあたり集客に不安がございましたが、2022年12月2日当日、皆様にご協力をいただき、今年も多くの皆様にご来場いただきました。 コロナ禍を考慮し、申し込み人数を70名に設定し、直ぐに70名お申込みいただきましたが、3名さまはご来場できず、67名様と、東京マラソンチャリティー枠(※)でお申込みの8名様、計75名様のご来場いただきました。
このコンサートは、毎年多くの関係者の皆様、ボランティアの方々に支えられ、皆様のコンサートとして大切に運営されていることを再確認いたしました。
演奏家:ビョーン・アルコ(サックス)セバスティン・カプテイン(ドラムス)楠井 五月(ベース)エディー・メンデンホール(ピアノ)アンナ・ヘーグベリ(ボーカル)
※本年度も、東京マラソンチャリティー枠の参加者の皆様に、寄付金先(10万円~)をファミリーハウス様に選んでいただくインセンティブとして、このコンサートにご招待をうたっていただきました。
未来の作曲家コンサートin東北は、2017年に旧称ヤングコンポーザコンサートin東北から毎年開催し、6回目となった。毎回楽器編成を変えて(ピアノは固定)、作品を募集しているが、選出作品のレベルは年毎に向上している。2022年は、フルートとピアノによる募集だったが、小学生などの年少者からも二重奏作品の応募が増えた。また、15歳以下が応募できるメロディー部門では選出曲が昨年より増加し、8曲となった。
YCC東北は、活動を始めて6年が経過したが、音楽を専門に学ぶ者、音楽の教員になる者も出てきた。過去の選出者にプレコンサートでの編曲と演奏を依頼できたのは、数年の活動の成果と言えるであろう。
当団体としては、東北全体に作曲が活性化すべく活動しているが、北東北からの作品応募が少ないことが課題で、東北全体に波及するよう今後検討してゆきたい。
札幌演劇シーズンが10周年を迎えた今年度。11年目からの更なる飛躍に向け、過去10年の検証とプログラムの改訂に向けての議論を開始しました。2つの演劇シーズンでは10年の集大成として、質の高いラインナップを実現し、好評を博しましたが、2022年度も、新型コロナウイルスによる感染症拡大の影響は免れず、中止を余儀なくされた団体もありました。マスクの着用が義務ではなくなった次年度は開催者側にも劇団側にも主体的な選択と判断を要求されることが想定されます。
また、今年度も文化庁の「ジャパンライブエール」を実施。今回は「地域とつながる」をテーマとし、2年間の成果である他分野・異ジャンルとの連携をベースに、①札幌以外の地域とのつながりを新たに構築すること②地域とアートをつなぐプログラムを実施していくこと、の2点の実現をめざし、事業を展開しました。
冬の演劇シーズンでは、出演者から感染者が出、一作品が全公演中止という形で終わりましたが、シーズンと劇団側の迅速な対応で、大きな拡大に繋がることはありませんでした。また、サテライトプログラムの最後を飾った三浦綾子原作『ひつじが丘』は、作品が各方面から様々な高評価を受け、多くのお客様が来場しました。長きに渡るコロナ禍で疲弊しがちな北海道の舞台芸術ですが、多くの多彩で斬新な企画を通して、札幌交響楽団や ジャズミュージシャン、アイヌ音楽家、コンテンポラリーダンサー、障がいを持った子供たちのアート作品など新たなジャンルとの協働を今年度も継続することができました。
その結果、演劇シーズン本体プログラムの6作品だけでは、64ステージで6,366名の集客。サテライトプログラムやJAPAN LIVE YELL projectのすべての上演プログラムやセミナープログラムを合わせると、142ステージ、12,896名の集客となり、1万5千名近い観客の皆様に、ライブの実演芸術をお届けすることができ、プロジェクトが提唱してきた「シアターカウンシル」の構想の議論を拡げることもできました。また、プロジェクトのメンバーが中心となった札幌市未来会議の活動から生まれた新しい文化芸術創造活動支援事業も開始され、プロジェクトの活動が、札幌の実演芸術家たちを金銭面でも支えることにも寄与しました。
活動をしてみて
本年度は、3年ぶりに海外アーティストを招へいすることができ、国内外の一流演奏家と地元のオーケストラ・アンサンブル金沢をはじめとする、国内4つのオーケストラとの共演による本格的なクラシックコンサートや、石川が誇る伝統芸能とクラシック音楽とのコラボレーションなど、石川の多彩な音楽文化を前面に打ち出したプログラムにより、これまで以上に多くの県民の方々に楽しんでいただくとともに、全国の音楽ファンに対して一層強くアピールできたものと考えている。
また、金沢駅周辺を基点とした金沢市中心部での公演はもとより、能登や加賀など県内各地で公演を開催した結果、コロナ禍のなか、70,000人を超える方々にご来場いただき、県内外のお客様が音楽祭の実施を求めていることを改めて実感したところである。
音楽祭の開催を通じて、音楽愛好家の裾野の拡大を図るとともに、音楽を通じた交流人口の拡大と地域のにぎわいの創出に繋がったものと考えている。