美術家と街の事業者等の活動を通じて、街とアートと人を連関させることで、それぞれが生きがい感や感性のモチベーションを活性化させるのに一石を投じることはできたと感じる。
社会の中に共生していくことを目的とし今後も活動と呼びかけの継続は続けるべきかと考えている。
さいたま市内各店舗を中心に、展覧会を開催、活動し、コロナ禍以降、社会におけるアートのある生活をご提案することを会の方針として展開していくことは、知恵を出し合いながら成長させようとの参加者の意見だ。今回の参加者からも街の皆様からも応援頂けている。
地道に続けていく活動だと改めて思う。
当会への寄付に関しては、皆様からの支援を受け活動する為の課題とするところである。
1年がかりで実現していったプロジェクトでしたので、成功裡に終わってホッとしています。
やはり拡張高い美しい音楽を提供することからぶれなかったのは良かったと思っています。
想いを込めてブラスバンドが盛んな地元の学生に聞いてもらうために学生席を設けましたが、席が全く売れなくてかなりヤキモキいたしました。しかし、演奏家たちのご協力で音楽大学の専門家の卵たちに聞いてもらって良かったです。
一般のお客様は初めて聞く方も多くて、こんなに美しいものかとびっくりしていました。
皆様感動してお帰りになられました。
引き続き良いものをリーズナブルな価格で!の活動を続けていきたいと思います。
美術家の井上信太氏が、2017年の三陸国際芸術祭に参加した際に、建設中の防潮堤を見て、この防潮堤にタイルで作品を作り、三陸全域の防潮堤をアートで繋げたいという思いを語ってくれた。
しかしそのころは我々もそのような余裕がなく、そのままになっていたのだが、井上氏が三陸に訪れるたびにだんだん完成に近づいている防潮堤を見て、この海と陸を隔てる防潮堤に、子どもから高齢者まで地域の方々と一緒にタイルに色を付けて、みんなの力で防潮堤を飾ることによって、震災の記憶を繋いでいけないか、と熱い思いに、2022年、やってみようかということになった。
しかし岩手県の条例で、防潮堤にモノを取り付けるのは禁止されており、その後、大船渡市、岩手県、東北大学の柴山先生等と協議を繰り返し、2022年9月に2週間の試験設置が許され、その結果を見て、2023年3月から5月までの3か月間の設置が許された。
その設置に際しては、多くのニュースや新聞に取り上げられ、大きな話題となった。
2023年5月以降、大船渡市だけではなく、陸前高田市、釜石市などでもタイルのワークショップを重ね、次回は、ようやく2024年3月11日から2025年3月2日までの、1年間の設置が認めら、現在各地でのワークショップを進めている。
将来、三陸沿岸全域の防潮堤をタイルアートで繋ぎ、子どもたちに対して震災を伝えるきっかけになることと、各地の地域住民が関わり設置することで、三陸の人々、三陸と外の人々を繋ぐアートとして、恒常的に設置できることを夢見ている。
本年度は、コロナ禍同様に、学校でのアウトリーチコンサート、および全国から応募があるアマチュア演奏家クリニックについては中止としました。
一方で、コロナ禍では中止していた公共施設でのアウトリーチコンサート公演を、1会場だけですが再開したところ、会場は満席となりました。
お客さまが、コンサートホールでの公演もさることながら、気軽に聴けるアウトリーチコンサートも待ち望んでいたことがよくわかりました。
ただし、前々回よりフェローの宿泊施設が余儀なく変更されたことに加えて、前回からセミナー会場の運営母体が変更になったこと、更にインフレ要因からくる各種値上げを主因に経費が増大したことから、コロナ前まで開催していたプレコンサートおよびアフターコンサートは今回も見送りし、本番コンサートのみ実施しております。
お客さまからは「生の演奏が無料で聞けて本当に良かった。とても素晴らしかったです。癒されました。」との声を多くいただきました。
富山県民に向けた芸術振興の一環として、サントリーホールと連携して当音楽祭を毎年開催していますが、このようにコロナ禍でも中止することなく、継続して多くの県民に音楽の素晴らしさを体感してもらっております。
企業メセナ協議会様のご支援のおかげであり感謝申し上げます。
活動をしてみて
「第11回東アジア音楽祭2024inヒロシマ<ヒロシマからのメッセージ”日本と韓国の友好と創造の祭典”>」は、コロナ禍のため韓国、台湾、中国から演奏家や作曲家の来日が困難になった「第10回東アジア音楽祭20221inヒロシマ<ヒロシマからのメッセージ”日韓台中の友好と創造の祭典”>」の復活の公演でもあった。当初の計画よりも規模を縮小しての開催であったが、オンラインでの参加では得られない臨場感を演奏者他関係者と来場者も共有することができた。今回の公演に際し、駐大阪大韓民国総領事館韓国文化院や(公財)日韓文化交流基金等の広報協力をはじめ、広島県、広島市、広島市文化財団他の支援・協力をいただくことができ、一層支援の輪が広がった。またソウルからのアオルム伝統芸術団や東京からの邦楽聖会等、関係者の国際的な活躍と卓越した演奏力は多くの来場者に共感を与えた。特にアオルム伝統芸術団の演奏した韓国各地方の方言による「アリラン」は独特の伝統楽器の音色と魂に響く歌声は、大変高評を博し、アンコールの拍手が繰り返された。
また、当日能登半島地震の募金活動を行った。賛同いただいた義援金21,500円は日本赤十字社広島県支部を通して、石川県他被災地に届けられる予定である。
<ヒロシマからのメッセ―ジ>として被爆地ヒロシマから、2009年以降継続して「東アジア音楽祭inヒロシマ」を開催し、<多文化社会と共生><核兵器廃絶と平和への希求と祈り>を提唱してきた。その結果、2024年10月12日(土)韓国・ソウルでの「第1回東アジア音楽祭2024inソウル<ソウルからのメッセージ”日韓台の友好と創造の祭典”>」で連携公演が開催されることになった。このような東アジアから世界へと徐々に公演を通した[平和の輪]が広がりを見せ,ヒロシマを基軸とした東アジア地域との連携した取り組みに、今後一層拡充した「東アジア音楽祭]に期待が寄せられる。