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活動者の声

コマイぬ「ラッツォクの灯」気仙沼公演

活動期間2018年 7月 28日 ~ 2018年 7月 28日

活動をしてみて

 石巻同様、なかなか演劇を見る機会の無い土地という事で、当然演劇公演に携わる機会も無いという事。今回の会場であるK-portしかり、企画や広報などを手伝ってくれた町おこし団体「気楽会」のメンバーしかり、打ち合わせ段階でなかなか演劇の製作過程に於いての意思疎通がうまくいかないことが多々ありました。
 例えば会場であるK-portにては、前日から会場を使わせて頂き、リハーサルを行いたい旨を相談したところ、ライブの際は約1時間くらいリハーサルの時間を取るので演劇も同じでよいかと持ちかけられ、演劇のリハーサルはもっと時間がかかり、細かい確認が多数ある事を説明してどうにか芝居の尺の倍の時間の3時間を使わせてもらう事ができました。
 「気楽会」さんと打ち合わせでは、予算がギリギリである事を相談したところ、前日のリハーサルの会場費が勿体ないから、リハーサルは別の場所で行い、会場は本番当日だけ使えばよいのではないかと提案され、演劇のリハーサルの特長などお伝えして、本番と同じ会場で行う事の重要性をお伝えしました。
 今回、演劇公演を開催するにあたって、何度も気仙沼に足を運び、直接対話を重ねることで、演劇に対する共通認識、共通言語を作っていけたような気がします。その結果として、前日の会場でのリハーサルには多くの関係者が駆けつけて下さり、お手伝いいただきながらリハーサルに立ち会って頂きました。ステージの上では決して見れない裏側を見て頂き、K-portさん、気楽会さん、また地元の俳優さんたちも大変興味をもって見てくれていたのが印象的でした。
 終演後、K-portさんにも、気楽会の皆さんにも、今回このK-portで演劇を上演してもらって良かったと仰っていただきました。K-portさんとしては、今後、今回の舞台公演を一つのマニュアルとして、地元や近隣地域の俳優さん、劇団さんも積極的に迎え入れられればと話して下さり、「こうして演劇公演が実施出来た事、オーナー(渡辺謙さん)もきっと喜びます」と仰って頂けました。

 今回、予想を大きく超えるお客様にご来場いただくことができ、地元メディア、そしてご近所同士の口コミに大変助けられた公演でした。惜しむらくは、1ステージしか行えなかった事、そして翌週には気仙沼の1年に一度の大イベント「みなと祭り」を控えており、多くの若者はその準備に追われて、興味はもっていても劇場に足を運んでいただくことが出来なかった事でした。
 今回、実際に演劇公演を行い、K-portさんにも様々な可能性を感じてくれたようで、今後貸し出しの条件がもっと容易になること、そして演劇を観る機会がより恵まれる事を期待しております。
 また、今まで気仙沼で演劇を上演するときはどうしても【劇場=ホール】というイメージが強く、予算も高額となり、気軽に演劇を上演する機会、観てもらう機会というものにめぐまれなかったと思います。実際、東京在住で気仙沼出身の俳優たちによって昨年気仙沼での演劇公演が開催されましたが、市の中心部から離れた公共ホールで、予算もクラウドファンディングを利用しての上演で、第2回の公演の目途はたっていないと伺いました。
 今後、ホール規模の公演でなくても、近くのカフェでも演劇公演が出来て、また沢山のお客様にも駆けつけて頂ける前例となれたと思うので、どうかこれから、気仙沼の内外で、だれでも気軽に演劇が出来る!観れる!そんな演劇の上演が一つでも多く開催されることを、切に願う次第です。

コマイぬ月いちよみ芝居、ワンコインシアター「調律師」

活動期間2020年 6月 1日 ~ 2020年 12月 31日

活動をしてみて

【石巻】
月いちよみ芝居
会場と協力し8月から再開した月いちよみ芝居に関して、地元メディアに開催前後に大きく報道されたことも有り、特にどの様な感染対策を行っているかを丁寧に報じてくれたおかげで、来場されたお客様は安心してご来場くださった様子だった。
公演後も市民からの反響は大きく、その反響を一番感じたのは、翌月の9月に開催した第20夜に関して、開催日程が地元紙に報じられると問い合わせの電話が多く寄せられ、これまでにはない反響であった。
9月は、当初は完全予約制にしていたが、開催前週にガイドラインが更新され、会場の入場者数の制限が解除されたこともあり、当日予約無しのお客様も入場頂くことが出来るようになった。
想定していた入場者数を超える集客があり、また初めて観に来たという観客が多いのも特徴だった。演劇公演が渇望されているという現状をヒシヒシと感じた。
10月は市内の別の会場での開催となり、感染対策等は全て自主的に行ったが、これまで過去2回のノウハウが活かされ、初めて関わるスタッフにも問題なく対応して頂くことができ、感染対策に関しての独自のマニュアルを製作・実施できたのが何より大きな成果だった。
出演者には地元石巻市の市民(高校生含む)を起用。出演者の関係者やご友人に大変好評だったと喜びの声を頂いている。
また、全ての上演を、YouTubeにて配信(配信予定)。
会場に来るのを躊躇われている方にも楽しんで頂けるよう対応した。
11月も仙台の俳優をゲストで招き、上演。石巻市内外からも創客ができ、新たな広がりをみせた。
12月の開催も、旧観慶丸商店にて予定していたが、12月に入り宮城県内、および石巻市内での感染者数拡大の影響から、会場より、開催見合わせの依頼があり、協議の上、開催中止を決定。

【仙台】
朗読劇「調律師」
主催者、そして脚本家と協議を重ね、上演台本が完成。
当初は少人数での上演を予定していたが、作品の性質上、ある程度の人数が必要な事と、このコロナ禍に於いて、仙台・宮城は特に若手俳優や若手劇団が公演を実施する機会を喪失されている現状を鑑み、少しでも多くの若手俳優に出演の場を、という想いを共有し、8名の俳優による朗読劇として動きだした。
在仙の直木賞作家の作品の舞台化という事もあり、また公共ホール主催のワンコインで観れる公演という側面からも、注目度は高く、県内メディアから取材・報道していただいた。また、すでに開催されていた関係事業である「ワンコインコンサート」から、音楽繋がり・ピアニスト繋がりで興味をもち来場するお客様も多数おり、新しい観客層へのアピールもできた。
原作者の熊谷先生がアフタートークでご参加下さった事による、文芸界隈へのアピールも叶い、多方面の文化芸術を巻き込んでの公演とすることができた。
作品のクオリティーの面に於いても、千葉県在住の演出家・吉水恭子氏の指導のもと、前半はリモートで稽古を重ね、後半は滞在製作という形を取り、細部まで細かく創り上げた。完成した作品は、身体表現や群読の多様等、様々な表現技法を用い、リーディングステージの枠を超える作品として上演する事が出来、会場関係者、原作者等々、大変好評を得る事となった。
最大のアピールポイントであった“ワンコインで観劇できる”という気軽さから、マチネ・ソワレ両ステージとも満席(通常の50%)で公演を終える事が出来、仙台・宮城の街に於いて、文化芸術を気軽に楽しんで頂く事によって、文化振興に寄与できたものと考えている。

Nostalgie du Futur / 未来のノスタルジー

活動期間2018年 4月 20日 ~ 2018年 9月 30日

活動をしてみて

当初想定していた規模・集客での開催には至りませんでしたが、中身の充実したリサイタル開催となりました。特に終演後の観客の感想から、タイトルに表されたリサイタルの意図、それを実現するためのプログラム構成をよく汲み取っていただけたことがわかりました。フランスからの帰国から3年しか経っていないが、今回のリサイタルを通して、福井のピアニズムを日本の方々に紹介する一歩をこのように進めることが出来たことことに大きな意義を感じます。今回のリサイタルのコンセプト「Nostalgie du Futur/未来のノスタルジー」は今後の活動にも通底するテーマであることを確信し、来年以降も活動テーマの一つとして、継続した取り組みを行っていくこととなりました。

MONSTER(怪獣)をテーマとした作品を東京と海外で展示する企画展

活動期間2018年 4月 20日 ~ 2019年 4月 30日

活動をしてみて

たくさんの支援者のおかげで、2018年も無事継続して開催することができました。
このアートプロジェクトのきっかけは、アーティストやクリエイターの力を借り、たくさんの人に集まってもらい、日々忘れてしまいがちな「311」のことを思い出すきっかけを作ることです。
その後、国内をはじめ海外でも大規模な自然災害が続きました。現在では、テーマとチャリティを継承しながら、新しいアートプロジェクトとして活動しています。
アーティストの支援とチャリティを持続的に活動していきたいと考えております。

神山アーティスト・イン・レジデンス2018

活動期間2018年 4月 1日 ~ 2018年 12月 26日

活動をしてみて

助成により、「KAIRリターン・アーティスト・プログラム」を実施することができました。参加から一定期間(5年以上)過ぎた過去のKAIR招聘アーティストに再訪していただき、KAIRに参加した後、神山での滞在が彼らのその後の制作にどのような影響を与えたのか、AIRなどについてのヒアリングの場を設け、また彼らの視点からも自分達の活動を振り返り今後のKAIR活動をどのように展開させていくのかということを考える場となりました。この機会をこれまでKAIR事業に関わってきた人々や住民と共有することで、継続して活動してきたこの事業がもたらした変化について考えると共に、またアーティストの活動や制作に対する考え方を通じて、それぞれ違った分野で活動している人達にとっても自身の日々の生活や仕事について熟考する場となり、多くの意見が交わされました。AIRという活動から派生する多面的、かつ多元的な効果や成果を実感する場となりました。
また、2018年度は秋のKAIR期間のみならず、春から秋にかけて長期的にプログラムを実施し、また幅広い年齢層をターゲットとしたプログラムを実施したことにより、新規の訪問者数を増やすことができました。春のプログラムに参加された方に、秋のプログラム時にも再訪いただき、中にはサポートスタッフとして事業に関わってくださる方も出てくるなど新規のサポーターへの増加にも繋がりました。秋のプログラムでは、町内の2つのエリアに作品を集中させることで、車での移動がメインである町内の通りを人が散策する風景を目にすることができ、近隣住民の方々にも喜ばれました。経済波及効果としての数値は取れていませんが、町外、県外からの展覧会鑑賞者の方も多く、期間中は町内での宿泊や飲食の面では貢献できたと思います。
1999年にスタートしたKAIR事業をきっかけに活気や新たな交流を過疎の町に生んできました。事業をきっかけとして人と人との繋がりが生まれ、移住支援事業やサテライト誘致など新しい事業が生まれ、後退の道を辿っていた商店街に新規店舗が開店するなど少しずつではありますが、さまざまな活動が生まれつつあります。

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