五稜郭公園一の橋広場および函館市芸術ホールを会場とした市民創作函館野外劇 第34回公演「星の城、明日に輝け」公演実施中に観客・出演者・スタッフ等に視界が行き届くよう、五稜郭公園一の橋広場で昼開催するなど、新型コロナウィルス感染防止策を厳守して実施した。その中で修学旅行生に対し、見学による歴史学習の場として提供し、また小・中・高校生や大学生に対してはボランティア活動参画の場として提供できた。
コロナ禍、3年ぶりの第九コンサートが実現出来、合唱団員はもとより来場者の皆様から今までにない大きな拍手を頂き感無量でした。
特に合唱団は3年ぶりと云う事で、初日の練習から熱が入り、本番は素晴らしい歌声を披露出来、満足な笑顔でステージを降りました。
来場者は697名でした。
コロナ禍ゆえに、やむを得ないとはいえ5回もの度重なる演奏会順延を余儀なくされたこと(その間に丸3年間もの歳月が流れた)もあり、今回演奏会開催の決断を下すまで かなり悩むことになった。
1. コロナ感染状況が落ち着かない中、一体何人ぐらいのお客様が申し込みされるだろうか
2. お客様たちにとって演奏会に足を運ぶことに不安はないのだろうか
3. 夏以降少しずつではあるが感染者数が減り始めていたものの公演予定の10月末頃の社会状況は全く予測がつかない
4. これ以上順延しては当シリーズへの信頼性を損なうことに繋がるのではないか
5. 開催するなら遅くても8月末までには準備を整えなくては間に合わないため、先の読めない状況を鑑みている時間はない・・・
上に記した不安な思いについて実行委員の方々と話し合い、古くから応援して下さるお客様や親しい知人たちに真摯な気持ちで相談させて頂いた。「こんな不安定な社会状況だからこそ身近に”生の音楽”の存在があることは心の救いとなる。皆、大津純子さんの演奏と素晴らしいプログラムを心待ちにしている。手助けが必要なら馳せ参じます・・・」という強い励ましの言葉に勇気づけられ、また、 ”安全な開催” を目指す工夫についての智慧もお借りし、全力で開催に取り組む決意が定まった。申し込み受付開始後、3年間のブランクを感じさせないお客様たちからの熱い反応に感激。常連のお客様たちからは”待ちに待った演奏会に出席できるのがとても嬉しい・・・””漸くお会いできますね!本当に楽しみです・・・”など、有難いメッセージを伴う出席の申し込みを次々と頂いた。また、HP上の開催告知を見ての申し込みもあり、順調な滑り出しに胸を撫で下ろした。
<活動の概況>にリストアップした8つの取り組みは全てお客様皆さまたちに肯定的に受け入れられた。特に、(日曜日でもあったため)開演時間を早めて午後3時半に設定したことは大変好評であった。終演後 明るい時間帯に帰宅できること、また、演奏の余韻を楽しみながら友人たちと代官山ヒルサイド近辺を散策したり、近隣レストランにて早めの夕食を楽しむ事ができた・・・など好意的なフィードバックを頂いている。次回2023年4月23日(日曜)開催予定のコンサートに反映できたらいいと考えている。
「心のコンサートシリーズ」開始当初より長い年月に亘りスタッフとして協力・尽力してくれた友人たち全員がシリーズ再開を喜びで捉え、心一つに開催に向ける準備に邁進してくれたことが この度の成功を実現する何よりの大きな力であった。関係者一同に心より感謝を捧げたい。
明日香の里、「蘇我馬子の墳墓の近くで、蜂子の皇子の里帰り」を、と計画したのが2019年春、マスク着用しての声楽・ダンス・演劇の稽古をかさねて、3年が過ぎた。東北電力、企業メセナ協議会、地元企業、個人、鶴岡市行政等、沢山の団体・個人のお世話になって、あすか公演を実現させられなかったのは、残念である。しかし、その間、行政や、学校から、活動禁止を言われた時、稽古場にしている公民館や体育館が使用禁止になった期間も有った。それでも、地元応援者の力で稽古場を提供して頂き、不十分ながら、稽古を継続できたのは、多くの団体、企業さんの応援が有ったからである。多くの支援のお陰で、参加小学生から若者世代が、モチベーションを落とすこと無く、故郷の歴史ロマンを上演する事ができた。無我夢中で駆け抜けた3年間であったが、支えてくれた団体、個人の皆様に感謝している。特に早い時期に支援を表明してくれた企業メセナ協議会さんには、お陰で私達の気持ちが固まったことから、深く感謝している。
あすか公演は出来なかったが、応援してくださった皆様・諸団体の意向を無にしないよう、22年度の活動を、進めたい。
21年度新たに創設された「2021輝く県民活躍大賞」を受賞し、2022年9月「鶴岡市芸術文化祭開幕行事」(会場荘銀タクト)、2022年11月「山形県子ども郷土芸能芸術祭り」(会場山銀県民ホール)への招待を頂き、二つの大きなイベント参加も決まった。多くの方から、応援して頂いて感謝して活動を進めている。22年10月30日(日)には、鶴岡市中央公民館であすか劇団「時空」をお招きしての「出羽・大和 歴史劇交流公演」も開催予定している。演劇を通した1400年の時空を超えた交流を成功させたい。
活動をしてみて
2022年「子どもと舞台芸術大博覧会 in KOFU」を開催しました。甲府市総合市民会館を全館借り切り、「舞台の森」(子どものための舞台作品25ステージ)、「あそびの森」(子どもの創造力・想像力を刺激するあそびのプログラム)、BABYの森(赤ちゃんんのためのアートスペース)、まなびの森(子どもと文化についてのシンポジウム)と、4つのジャンルに応じたプログラムを企画しました。
「経済の格差を体験の格差にしない」をモットーに、子どもの参加費を無料にしました。本ファンドの助力を得て、多くの企業や個人の方から協賛金を頂き、誰もが参加しやすい仕組みを作ることができたことは、何よりもの成果でした。
同時に多くのプログラムが、当日前に満席になるなど、コロナ禍で子どもたちが楽しめる場所が少なくなった中、本イベントへの期待の高さを感じました。
当日アンケートにも「コロナ禍でこうしたイベントはことごとく断念していた中、今日はこの作品がお気に入りの娘のため、観に来ました。大迫力の演技と楽しいお話に娘も私も夢中で観ました。貴重な体験をさせることができ、本当にうれしかったです」「コロナ禍で子どもをどこにも連れていけない夏休み。この博覧会のチラシを保育園からもらって、子どもが人形劇に行ってみたいと言ってきてみました。こんな近くで素晴らしい人形劇をみせてもらって、心が洗われるような気持がしました。なんだか涙が出てきました」などの感想が寄せられました。
当日ボランティアには150名も応募があり、その多くが高校生でした。こちらもやはり、コロナ禍で活動する場がなかった中での募集だったため、友人同士誘い合って参加する姿が多く見られました。
全体としては、2,850人の参加があり、特に乳幼児連れの親子が目立ったことは特徴的でした。
共催者の甲府市も、準備段階から広報その他の面で尽力、本イベント成功の一端を担ってくださいました。
来年度は新潟市での開催が決まっています。今後もより多くの子どもたちに文化芸術体験が届けられるよう、全国各地での開催を進めてまいります。